外資転職の英語面接のコツと、頻出質問&回答例10選

外資転職の英語面接のコツと、頻出質問&回答例10選

こんにちは!業界最安値の英会話講師検索サービス OrangoJapan の中本です。

この記事では、かつて日本にある外資系 IT 企業数社に勤務していたことがある私の経験、そして面接を受けるだけでなく採用面接を担当していた当時の同僚・上司へのインタビューをもとに、外資に転職する際にほぼ避けられない英語面接での英語について徹底解説します!

外資系企業に転職する場合、日々の業務に求められる水準の語学能力があるかどうかを見きわめるため、英語面接が実施されるケースがほとんどです。

たとえある程度の英語力を持っていたとしても、面接となると、語学力以外のテクニックや準備がものを言います。

この記事では、外資系企業の英語面接でよくされる質問や解答例に加え、ネイティブの面接官が着目するポイントや、オンライン面接のコツなど、効果的な面接準備に役立つ情報をご紹介します。

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ネイティブの面接官が見ているポイントと面接時に注意すべき点

日本企業と外資系企業では、面接で重視する点が異なることがあります。

加えて、近年実施されることが多くなったオンライン面接に重きを置いた注意点も取り上げます。

即戦力とポテンシャル

給与水準が高く、かつ終身雇用を前提としていない外資系企業では、即戦力となれるか、短期間で採用投資が回収できる人材かといった点を、日本企業よりもシビアに見ています。

即戦力になるかどうかは、自分が培ってきたスキルや技術を、面接を受けている企業でどう生かしていけるのか、納得させる仕方で堂々と説明できるかがポイントになります。

加えて、企業が所属する業界の状況を理解し、自分のスキルの活かし方について長期的なビジョンを持ち、将来的な展望を示すことができれば、企業側はあなたに即戦力プラスアルファを期待するに違いありません。

このような解答をするには、これまでの業務での自分のアピールポイントを実績ベースでまとめておくことが重要です。

積極性や行動力

自分のスキルや能力について語る際、日本企業では「能ある鷹は爪を隠す」ということわざに表されるような、謙虚に語る姿勢に好感が持たれます。

一方、外資系企業の面接では、自分を売り込む態度が大事になります。

外資系企業は成果を重視し、一人一人の従業員のコストパフォーマンスに目を光らせています。積極性や行動力が期待されますし、長期にわたって企業に貢献できる人材だとアピールすることは大切です。

最大限に自分を魅力的に見せられるよう、表情やジェスチャーを意識することも外資系企業の面接では重要で、ネイティブの面接官の印象にも残りやすいでしょう。

英語でのコミュニケーション能力は企業によりレベルが異なる

ネイティブの面接官は、仕事をする能力はもちろんのこと、配置される予定の部署で英語によるコミュニケーションが円滑にできるどうかも観察しています。

なお、英語でのコミュニケーション能力は、その企業が置かれている状況やグローバル化の度合いにより異なると考えられます。

例えば、米国など英語圏の企業であっても、グローバルに展開し、さまざまな国籍や言語の人が集まっている職場では、難しい表現を使ったネイティブらしい英語が話せることよりも、どの国の人でも理解できるわかりやすい言葉をチョイスし、シンプルに話す方が好まれるかもしれません。

もしあなたが、外資系企業で使われる実際の英語ミーティングでどんなフレーズが使われるかに興味があれば、英語会議の攻略法を記したこちらの記事もぜひ読んでみてください。

英語面接で気を付けるべき点

前述の通り、外資系企業での英語面接では、自分を魅力的に見せる工夫が大事です。

身だしなみを整え、アイコンタクトを取り、自信をもって堂々と受け答えするようにします。

英語面接となると、緊張して相手の質問などを聞き逃してしまうことがありますが、そのような時には遠慮なく聞き返しましょう。

なお、入室時にはノックし、「May I come in?」と尋ね、了承を得たら入るようにします。

面接の前には、アイスブレイクと呼ばれる軽い雑談がされるケースがあります。こちらはコミュニケーション能力を図っている場合もあるため、リラックスしつつ、丁寧に受け答えしたいものです。

面接の最初と最後には、面接の機会を与えてもらってことへの感謝を述べるようにしましょう。

Zoom などのオンライン英語面接での注意点

選考プロセスが進むにつれて、海外拠点や本社の面接官とのオンライン面接となるケースも多いです。

画面を通して伝わる情報がすべてとなるため、自分がどう映るかを意識した対策がポイントになります。

まず、照明に気を遣います。健康的で明るい印象を与えられるよう、照明の位置や明るさをチェックします。オンライン面接に使用するパソコンの高さを本やティッシュの箱などで調整し、画面に映る自分の姿が相手に圧迫感を与えない画角となるよう、カメラの位置を整えます。

同時に、カメラに写り込む背景を考え、必要であれば、背中側にカーテンをひくなどするとよいかもしれません。面接時に雑音が入らないよう、イヤホンやヘッドセットを使うのもよい方法です。

オンライン面接のメリットの一つは、伝えたいことを付箋などに書き、パソコンに貼り付けておけることにあります。手元にメモを置くよりも、パソコン画面の上側に貼った方が、目線が上向きになるので、伏し目がちで消極的に見えることを避けられます。

なお、オンライン会議システムでは自分の名前が画面上に表示されるので、ネイティブの面接官でもわかるよう、英語表記にしておくとよいでしょう。

外資系企業の英語面接でよく聞かれる質問と解答例、答え方のポイント

外資系企業の英語面接では、自身のアピールポイントと伝え方を考えておくことが大事です。

面接ではストレス耐性や柔軟性を見るため、王道の質問に加え、変化球的な質問をされることがあります。それでも、英語面接でよく質問される内容やその意図を理解しておくと、ペースを乱されることなく落ち着いて面接に臨めるでしょう。

こちらでは、よくある質問とその解答例を取り上げ、答え方のポイントを含めてご紹介します。

1. Tell me about yourself.

After graduating from AAA university, I joined BBB company.
I’ve been working in Marketing department for 5 years as marketing associate.

日本語での面接と同様、英語面接の冒頭でもよくされる質問です。

自分自身について語るよう促された場合は、なるべくシンプルかつ簡潔にするのがポイントです。

すでに職務経歴書で伝えている内容と齟齬がないか確認の意味合いもあるため、長々説明するのではなく、要点が伝わりやすいよう答えます。

面接の冒頭は特に、緊張して早口になってしまうことがあります。深呼吸をしてゆっくり落ち着いて話すと、その後の会話もスムーズにいくかもしれません。

2. Tell me about your strengths.

My main strength is the ability to be flexible and respond well to changes. I have significant
experience in the management of projects so if a project is behind schedule, or change occurs, I
have the skills to act accordingly.

適性を見極めるため、自分の強みやウィークポイントを聞かれる質問はよくされます。

この質問では強みについて聞かれていますが、単に「自分はこういう点が得意です」と述べるだけでなく、その証拠を付け加えて述べると説得力が増します。

経験から学んだことを織り交ぜて解答するのが理想的です。

3. Why do you want this job?

I would like to work as a translator at ZZZ Corporation because your corporation is well known for its
excellent translation of business books.

該当の職種を希望した理由は、面接での王道質問といえます。

こちらでは翻訳者としてのキャリアや企業の強みを加味して解答していますが、同様に、自分の経験や磨いてきたスキルを盛り込みつつ、面接先の企業の特性やポジションに魅力を感じて応募してきたことを述べるとよいでしょう。

入社してから何をすべきか、大枠を理解しており、自分がその仕事に適任であることを示すのがポイントになります。意欲や積極性をアピールするよい機会となる質問なので、解答する際には相手の目を見て堂々と話すようにしましょう。

4. Why are you interested in this company?

Because I have been looking for companies that are constantly changing to meet the needs of the market. I am impressed by the many innovative projects your company is running. I am impressed by the way you deal with your customers. I would like to use the knowledge of market analysis that I have acquired to develop your business.

前述は仕事に関しての質問でしたが、企業としての魅力を問われるケースもよくあります。

仕事と企業それぞれの良さを分けて考えておき、質問内容に的確に答えられるようにしておくとよいでしょう。

解答にもあるように、企業の方針や姿勢についての理解が求められるので、応募する会社をよく研究しておく必要があります。加えて、自分がどんな点に共感しているのか、貢献できる部分はどこなのかを明確に答えられると、面接官の印象に残りやすくなります。

5. Why did you leave your last job?

I left my last job as I wanted to gain broader experience in the field.

前職を辞めた理由に関しての質問も、転職者によくされます。

こちらの解答で大切なのは、ポジティブな姿勢です。自分が成長できる機会を探しているといった積極的な理由とともに、この仕事が自分の探していたもので適している旨を述べたいものです。

前職の雇用主や上司に関しての否定的な意見は述べない方がよいでしょう。もし、前職を解雇された場合は、「Unfortunately, I was let go.」など、事実を簡潔に伝えるだけで十分です。

6. What kind of post would you like to have in 3 years?

I want to become a specialist in 3 years. I know the skills and knowledge that I need to improve. I would especially like to improve my IT and communication skills.
入社してから一定期間経過してからの展望を答える質問です。こちらの質問には正解がなく、将来の自分の姿を思い浮かべているかどうかが問われます。

模範解答の最後の部分で、自分が進歩したい点、向上したいと思っている点を語っていますが、自分がその目標に到達するには何が必要かを理解していないと答えられません。

1年後・3年後・5年後など、経過時間により到達したい目標は異なってくると考えられるため、それぞれの時間軸を考慮した解答を用意しておき、流暢に答えられるようにしておくとよいでしょう。

7. What style of management suits you best?

I am confident that I can thrive no matter what kind of management style my boss employs, as in my current position, I have worked under a variety of bosses and have always managed to succeed. However, I believe I will do my best under my boss who focuses on timely deadlines.

企業としても、どんな環境の下で働けば、あなたがベストパフォーマンスできるかを知りたいと思っているため、よくされる質問です。

こちらの解答のように、人間関係でのストレス耐性があることを示したうえで、「あえて言うなら」という形で理想の上司像を語れるとベストです。

いろいろな上司の元で働いた経験がない場合は、こういうボスの元で高い評価を得た、質の高い仕事ができたといった積極的なエピソードを添えて説明するとよいかもしれません。

同様の質問は、チームやポジションに置き換えてされることがあります。いろいろなパターンを考えて解答できるようにしておくことをおすすめします。

8. How do you handle stressful work situations?

When I’m stressed, first of all, I calm down and think. Next, I make a list of things I need to accomplish and organize them by order of importance. Then, I work through the issues one task at a time.

仕事でストレスフルな状況に置かれたときの対処方法を聞かれることは、面接時によくあります。

仕事上のストレスを抱えた場合でも、生産性を損なわずに前向きに課題に取り組む姿勢は評価されます。このケースのように、過去に経験したエピソードを示しながら話すのが効果的です。

また、一人で対処するのが難しかった問題を例に出して話す場合は、上司やチームに相談するなど、報連相を重視する態度や協調性を示す機会ともできます。ストレス解消法などを述べ、上手に対処できた事例を述べるのもよい方法です。

9. Do you work better alone or as part of a team?

I like collaborating with others, but at times I find it necessary to step away from the group and spend time thinking on my own.

好みの仕事のスタイルに関する質問はよくされます。企業風土や業務内容により異なりますが、協調性や柔軟性、適応能力があることを示す解答ができればベストです。

自分の好みをいうことに加え、その企業や仕事に求められているものを推察して、示された選択肢の両方を包含できれば、スマートな解答になります。

10. Do you have any questions to ask?

What do you think are the most important assets a potential employee should have?

面接の最後に投げかけられる質問です。面接を受けている企業への興味や入社の意欲を示す機会となるため、あらかじめ聞きたいことを定型文にして覚えておくとよいでしょう。

この解答のほかに、入社前に準備すべき点や、面接態度のフィードバックなどを尋ねることもできるかもしれません。

自信をもって英語面接に向かうために

英語面接では、自己分析や企業研究を入念に行ったり、想定される質問への解答を準備するとともに、事前の練習が何よりも大切です。

英語面接の練習は、丸暗記した内容を言えるようにするだけでなく、英語圏ネイティブの人物を面接官に見立てて行うのが効果的です。業界最安値でネイティブ講師とのマッチングができる OrangoJapan では、条件に沿う講師を探し出して直接契約することができます。

マンツーマンレッスンとグループレッスンの比較記事 にもあるように、個人で見つけた先生とのレッスンを模擬面接にあてて、本番さながらの練習時間として使うことは非常に効果的です。

ネイティブ講師に想定している企業や面接官の条件を伝えて、ぜひ自信がつくまで面接練習をしてみてください。

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